炎越し中赤外線カメラ WIR384G2 / WIR640G2
【カメラ型番変更のお知らせ】
このたび、弊社赤外線カメラの型番を変更させていただく事になりました。
詳細につきましては、ラインナップ型番 変更一覧 [PDF] をご確認下さいますよう、お願い申し上げます。
炎越し中赤外線カメラ
WIR384G2 / WIR640G2
炎越し中赤外線カメラ
WIR384G2 / WIR640G2
1. 概要
- 弊社遠赤外線カメラVIMシリーズをベースに、感度波長を3~5μmまで拡張したセンサ(自社開発品)を搭載した、非冷却の中赤外線カメラです。
- 3.9μm付近のみ透過するバンドパスフィルタと組み合わせることにより、炎越しの撮影が可能です。
- 燃焼炉、ガラスの溶融炉、ロータリーキルン内部など高温対象物の監視用途に最適です。
2. 特徴
- 有効画素数:384x288 または 640x480 ピクセル
- 素子ピッチ:17μm
- 感度波長域:3~13μm
- 最大フレームレート:30fps
3. 用途
- 炎越し炉内監視
- ごみ焼却炉炉内状態監視
- ロータリーキルン炉内温度計測
- 溶鉱炉レベル監視
- 高温温度計測
- ガラス溶融炉温度測定
炎越し中赤外線カメラ
カメラ外観
カメラ外観
炎越し中赤外線カメラにて
点火中のコンロ撮影
点火中のコンロ撮影
(撮影に使用したコンロ)
焼却炉内可視画像
同左 炎越しカメラ画像
コンロ点火中画像
4. カメラ仕様
項目 | 仕様 |
---|---|
センサ | アモルファスシリコン型非冷却マイクロボロメータ |
エリア有効画素数 | 384×288 または 640×480 ピクセル |
ピクセルピッチ | 17μm/pixel |
感度波長帯域 | 3~13μm(炎越し撮影時は、3.9μmのバンドパスフィルターを装着) |
フレームレート | 30fps |
AD分解能 | 14bit |
画像出力 インターフェース |
|
電源電圧 | DC+5V(USBはバスパワー給電(※1)、GigE Visionの場合はPoE給電可能) |
動作環境温度 | -10 ~ +50℃(結露なきこと) |
ハウジング | 水冷耐熱ハウジングに搭載可能 |
外部トリガ機能 | 非同期トリガ撮像可能(CameraLink CC1経由でトリガ入力) |
レンズマウント | M25 X 0.5ピッチ または M34 X 0.5ピッチ |
カメラ寸法 |
WIR384G2: W33mm×H33mm×D45mm(レンズ含まず) WIR640G2: W38mm×H38mm×D51.2mm(レンズ含まず) |
(※1)VIM640シリーズは接続先がUSB2.0の場合、環境温度40°C以下でご使用ください。40°Cを超える場合は、USB3.0をご使用ください。
感度波長特性(相対強度(-) / 波長(nm))
本体外観図(WIR640G2)
5. カメラ オプション
耐熱ハウジング対応
炉内監視など高温環境にカメラを設置するご用途向けに、水冷耐熱ハウジングをご用意しております。
設置環境に合わせて、表面の窓材やエアパージの有無も選択可能です。
ガラス溶融炉などの高温環境下で耐えられるハウジングもご用意しております。
6. 比較映像
実際にそれぞれのカメラでガスコンロを撮影した映像です。
- 通常のカメラ(可視カメラ)
- 炎越し中赤外線カメラ
- 遠赤外線カメラ
「炎越し中赤外線カメラ」で撮影した映像は、炎を透過し、バーナー部分が目視できます。
通常のカメラ(可視カメラ)
炎越し中赤外線カメラ
WIR640G2
遠赤外線カメラ
7. 「炎越し中赤外線カメラ」WIR384G2 / WIR640G2 ご紹介(映像)
炎越し中赤外線カメラ WIR384G2 / WIR640G2 について、上記の内容をより詳細に紹介しています。
その他、ご不明点がございましたら、弊社までお問い合わせください
上記の動画は、YouTube のページでもご覧いただけます。