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遠赤外線カメラのアプリケーション
遠赤外線カメラは、物体表面の温度分布や放射率分布を画像として出力します。
この特性を利用して温度計測や非破壊検査用カメラとして様々な分野で利用されています。
- 温度計測・温度監視
- チップLED発光部温度計測
- 蛍光灯放電部分計測
- 御岳周辺温度計測
- 欠陥画像
- アルミ包装ハップ剤内容物検査
- 高速道路補修跡検査
- 夜間監視・ナイトビジョン
- 夜間遠方監視システム
- 移動体画像処理
- サイディングボード壁の漏水検査
- 太陽電池マイクロクラック
温度計測・温度監視
チップLED発光部温度計測
・カメラ:VIM640G2-USL・レンズ:×3顕微鏡レンズ

蛍光灯放電部分計測
・カメラ:VIM640G2-USL・レンズ:f=50mmレンズ

御岳周辺温度計測(衛星より)

欠陥画像
アルミ包装ハップ剤内容物検査
・カメラ:VIM640G2-USL・レンズ:f=25mm接写アダプタ

高速道路補修跡検査(中国道 昼間)可視画像

高速道路補修跡検査(中国道 昼間)遠赤外線画像
・カメラ:VIM640G2-USL・レンズ:f=19mm

夜間監視・ナイトビジョン
航空機(夜間 距離約1.5km)
・カメラ:VIM1024G2・レンズ:f=225mm

山(早朝 距離約3km)
・カメラ:VIM384G2 ・レンズ:f=35mm

横浜(夜間 距離約3km)
・カメラ:VIM1024G2・レンズ:f=225mm

夜間遠方監視システム
ズームレンズとXGAカメラを組合わせた、高解像度+望遠監視システムです。画像出力はGig-E Visionに対応しておりますので、長距離の伝送が可能です。HD-SDI出力にも対応いたします。
レンズのズーム/フォーカスや旋回台のパン/チルトもコマンド制御によるリモートコントロールが可能です。遠隔地の監視システムとして最適です。
移動体画像処理
高速移動(500mm/sec)するアルミスケールを撮影!
ボロメータ型の赤外線素子は、熱時定数を持っているため、高速移動体を撮影すると画像が流れます。
この対策として、カメラをパーシャルスキャンで動作させ、熱時定数より短いフレーム間隔(10ms以下)で同じ視野を2回撮影し、
その2枚の画像から熱時定数成分をキャンセルする処理を行います。
この処理により、絶対温度は計測できませんが、高速で移動する物体の欠陥を捕らえることが可能です。(この処理はPCなどカメラ外部で行います)

サイディングボード壁の漏水検査
内部に水分があるため、太陽光による温度上昇が小さい
太陽電池マイクロクラック
可視では見えにくい幅数μmのクラック検出